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2018年下半期読書レポート

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総評

 上半期に続いて松崎有理と、そこから創元SF短編賞に注目し、宮内悠介、片瀬二郎、石川宗生、高島雄哉、高山羽根子などを読みました。さらに、8月に読んだ「文学賞メッタ斬り!」の影響で日本ファンタジーノベル大賞にも注目し、「鉄塔 武蔵野線」(銀林みのる)、「後宮小説」(酒見賢一)、「酒仙」(南條竹則)などを読みました。
 日本SFでは「海を見る人」「わざわざゾンビを殺す人間なんていない。」(小林泰三)、「ノックス・マシン」(法月綸太郎)、「煙突の上にハイヒール」(小川一水)、「文字渦」(円城塔)、「バルーン・タウンの殺人」「ジェンダー城の虜」(松尾由美)、「華竜の宮」(上田早夕里)、「生ける屍の死」(山口雅也)、「アド・バード」(椎名誠)、「楽園の知恵―あるいはヒステリーの歴史―」(牧野修)など古今の名作を取り混ぜて本格的に読み始めました。また年末に第39回日本SF大賞候補作が発表されたので、年末にその時点で読んでなかった3作(「名もなき王国」「オブジェクタム」「飛ぶ孔雀」)を読んでみました。
 ファンタジーも「空色勾玉」(荻原規子)と「図書館の魔女」(高田大介)という2つの名作を読みました。「アラビアの夜の種族」(古川日出男)も買ってはいたのですが時間の関係で読むことが出来なかったので次期に回したいと思います。

注目の書籍

『文字渦』(円城塔,新潮社,2018)

読了日:2018/09

 この作品は文字を巡る連作短篇集で、題名からもわかるように中島敦の「文字禍」が下敷きにあることは確かですが、長大なテキストファイルの中にある読める文章の島を蛍光文字をもとに探索したり(緑字)、UnicodeのCJK統合漢字領域の変遷を領土戦争に見立てたり本文とフリガナで別の物語を語ってみたり(誤字)、字形でインベーダーゲームをしたり(天書)、字形で横溝正史のパロディをやったり(幻字)、短歌をアナグラムによって別の歌に作り替えたり(かな)、と良い意味で"やりたい放題"な作品です。
 これを読んで、少なくても今年(2018年)はもうこれを超える作品には出会わないだろうと確信しました。



『華竜の宮』(上田早夕里,早川書房,2010)

読了日:2018/10

 いわゆる狭義のハードSFで今の所一番おすすめです。地球規模の地殻変動というテーマでは過去に小松左京が『日本沈没』という超名作を書いていますが、うまく現代にアップデートされており、「魚舟」など独特な生物との関わりも興味深かったです。主題の地球環境と生物進化の他にも、AIや遺伝子改変、サイバー空間、社会制度、民俗学などどこを中心にとってもそれだけで一つ小説が書けるほど内容が詰まっています。著者によるとまだまだ書いていない内容があるようなので今後が楽しみなシリーズです。(現在は短編いくつかと長編の続編1冊が刊行。)



『図書館の魔女』(高田大介,講談社,2016,4分冊)

読了日:2018/10

 題名には「魔女」とありますが操るのは魔法ではなく言葉であり、ファンタジーというより架空世界の歴史小説でしょう。全てのことが作中で関連しあっており、出てくる事柄も文献・書誌学、言語学、政治学、歴史学、地理学、工学、物理学、農学、医学、…と多岐にわたります。描写が主人公の内面外面に関わらず緻密で、そのためかなり長い作品となっていますがそのことは全く欠点になっていません。SF(特に理屈っぽいハードSF)が好きなら間違いなくハマる作品だと思います。流石「メフィスト賞」だという素晴らしい作品です。



『鼓笛隊の襲来』(三崎亜記,光文社,2008)

読了日:2018/12

 いわゆる(SFではない)一般小説ですが、この作家はスリップストリーム系(伴流文学・変流文学・境界解体文学 by Wikipedia)の作品を多く書いていて、これもその例にもれない作品です。 表題作は赤道上に発生した戦後最大規模の"鼓笛隊"が列島を襲う話。あの日常から非日常に変わるときの高揚感と恐れが見事に書かれています。他にも「覆面社員」「突起型選択装置(ボタン)」「遠距離・恋愛」など面白いアイデアの作品が多く収録されています。SFはこの時すでに読んでいたものの(小松左京とか星新一とか)、最初に彼の作品(たしか『刻まれない明日』でした)を読んだ時はとにかく訳が分からなくて謎の震えが走った思い出があります。今になって思えば、それはまさに"センス・オブ・ワンダー"だったのでしょう。あの時もっと他の作品も読んでおけばよかったと後悔しています。



『政治的に正しい警察小説』(葉真中顕,小学館,2017)

読了日:2018/07

 すぐに注文できるネット書店も良いですが、やはりリアル書店や図書館も良いということを実感した一冊(別の本を探していて一段下の棚にたまたま見つけました)。この書名を見てしまったら、もう読まざるをえません。
 90's後半にデーブ・スペクターが「政治的に正しいおとぎ話」を翻訳して出版していますが(ちなみに出版社はDHC(大学翻訳センター))、言われてみればたしかに世の中には政治的に"正しくない"警察小説があふれているようにも感じないこともないような気がしないでもありません。
 内容は、普通(正統的)のミステリの「神を殺した男」、著者の本流であるらしい社会派な「秘密の海」と「リビング・ウィル」、ホラー気味な「推定無罪」と「カレーの女神様」、そして最後の「政治的に正しい警察小説」はというと東野圭吾の「超・殺人事件」風味(笑)で予想以上にバカミス(褒めてる)だったバラエティに富んだ短編集です。
 普段は社会派ミステリーの長編を書いているようで(私は未読です)、読者のジャンルが異なるせいかWeb上では表題作は他の収録作に比べ評価が低いような気がしましたが、私は気に入りました。
 私も「テラ意識高」くなりた……くはないかな、やっぱり。
順位 [1]「政治的に正しい警察小説」 [2]「神を殺した男」 [3]「カレーの女神様」



『NOVA 2019年春号』(大森望(責任編集),河出書房新社,2018)

読了日:2018/12

 私がSFにハマった時にはもう遅く、NOVAシリーズの定期刊行が終わっていたので新刊で読むのはこれが初めてで大きな期待を寄せていましたが、それに違わない作品ばかりでした。このアンソロジーで初読みになるのは掲載順に佐藤究、赤野工作、飛浩隆ですが、掲載作品のどれも面白く、中でも書誌学SFの「七十人の翻訳者たち」(小川哲)、一気に相手に放つ台詞の勢いが強烈な「お前のこったからどうせそんなこったろうと思ったよ」(赤野工作)、著者独特の論理に酔う「クラリッサ殺し」(小林泰三)、それに地味に初めての宮部SF「母の法律」(宮部みゆき)が心に残ります。また、佐藤究、高島雄哉、飛浩隆の作品も嫌いじゃないです。
 今後はある程度定期的に刊行されるらしいので今から次回作が楽しみです。せめて3年ぐらいは続いてほしいなぁ。
順位 [1]「お前のこったからどうせそんなこったろうと思ったよ」(赤野工作) [2]「七十人の翻訳者たち」(小川哲) [3]「母の法律」(宮部みゆき)



『実験する小説たち 物語るとは別の仕方で』(木原善彦,彩流社,2017)

読了日:2018/09

 小説を読み始めたころは、作中に手紙の部分が挿入されていたり、ライトノベルなどで文字の大きさが変わっている部分があったりしただけで「この小説は変わってるなぁ」と思ったものですが、この作品はそんなレベルではない、実験的手法によって書かれた"前衛的"な作品のガイドです。
 使われている手法も注釈の使い方、リポグラム、メタフィクション、パロディ、人称の問題、読む順番、書籍の形態など様々。主に海外作品について書かれており、SFにみられる手法とも関係する章もある(例えば円城塔は一章分取って取り上げられている)ので、知見を増やすためにも読んでみると面白いと思います。実験小説で一番おすすめは、いまのところ円城塔の『文字渦』。



『文学賞メッタ斬り!』(大森望・豊﨑由美,PARCO出版,2004)

読了日:2018/08

 私は結構小説を読んでいるほうだと自負していましたが、あまり文学賞については興味がなく「直木賞」と「芥川賞」の違いさえもよくわかっていませんでした(あまり受賞作は読んでいなかったこともありますが)。まあ、そういうのは論外だとしても世の中に数ある文学賞、誰にも一つや二つは知らないものがあるのではないかと思われますが、それらのの位置づけと傾向(+代表作)がよくわかる書籍です。巻頭の「よくわかる文学賞MAP」は必見。この書籍の(私の中での)最大の功績は、日本ファンタジーノベル大賞を取り上げていることです。
 難点は今読むと情報が少し古いこと。ダ・ヴィンチ(雑誌)の毎年1月号でこのコンビが「メッタ斬り!対談」をしているので、最新作はそこでフォローしましょう。



『それでも町は廻っている』(石黒正数,少年画報社,2006-2017,全16巻)

読了日:2018/12

 2018年の星雲賞を受賞していたこともあり読んだ作品。最後(16巻)まで読むのに諸般(主に某書店)の都合で時間がかかってしまいました。
 主人公はミステリ作家を目指す女子高生で、全体的にコメディですがところどころミステリありホラーありSFありと楽しく読めました。全作品通して一番好きなエピソードは「学校迷宮案内」です。この作品の最大の特徴は時系列が前後していることで、「廻覧板」も買ったのでいつか時系列順に読んでみようと思っています。
 また、アニメにもなっているらしく、調べたら主題歌がシュガー・ベイブの「ダウンタウン」のカバーだったので嬉しくなりました(歌っている坂本真綾も割と好み)。
 いわゆる王道の少年漫画はあまり好きじゃないため漫画雑誌は買ってなく、どうしても過去の評価が定まった作品ばかりを読んでますが、現在連載中の埋もれている作品を掘り起こすにはどうすればよいのでしょうか…。

読了リスト

※注目作品は太字
書名著者名出版社出版年
7月密室・殺人小林泰三角川書店1998
海を見る人小林泰三早川書房2002
日本SF全集・総解説 日下三蔵早川書房2007
完全・犯罪小林泰三東京創元社2012
サラダ記念日俵万智河出書房新社1987
代書屋ミクラ松崎有理光文社2013
鼻行類ハラルト・シュテュンプケ博品社1995
シュテュンプケ氏の鼻行類カール・D・S・ゲーステ博品社1996
代書屋ミクラ すごろく巡礼松崎有理光文社2016
就職相談員蛇足軒の生活と意見松崎有理角川書店2014
政治的に正しい警察小説葉真中顕小学館文庫2017
結晶銀河 年刊日本SF傑作選大森望・日下三蔵(編)東京創元社2011
プロジェクト:シャーロック 年刊日本SF傑作選大森望・日下三蔵(編)東京創元社2018
星を創る者たち谷甲州河出書房新社2013
あとは野となれ大和撫子宮内悠介角川書店2017
盤上の夜宮内悠介東京創元社2012
エクソダス症候群宮内悠介東京創元社2015
宇宙探偵ノーグレイ田中啓文河出書房新社2017
特盛!SF翻訳講座大森望研究社2006
バーナード嬢曰く 1施川ユウキ一迅社2013
バーナード嬢曰く 2施川ユウキ一迅社2015
バーナード嬢曰く 3施川ユウキ一迅社2016
ジャック・グラス伝 宇宙的殺人者アダム・ロバーツ早川書房2017
8月ヨハネスブルグの天使たち宮内悠介早川書房2013
それでも町は廻っている 1石黒正数少年画報社2006
それでも町は廻っている 2石黒正数少年画報社2006
それでも町は廻っている 3石黒正数少年画報社2007
それでも町は廻っている 4石黒正数少年画報社2008
それでも町は廻っている 5石黒正数少年画報社2008
それでも町は廻っている 6石黒正数少年画報社2009
それでも町は廻っている 7石黒正数少年画報社2010
それでも町は廻っている 8石黒正数少年画報社2010
それでも町は廻っている 9石黒正数少年画報社2011
それでも町は廻っている 10石黒正数少年画報社2012
それでも町は廻っている 11石黒正数少年画報社2013
それでも町は廻っている 12石黒正数少年画報社2013
ギルドマますむらひろし朝日ソノラマ1999
となりの関くん 7森繁拓真メディアファクトリー2015
となりの関くん 8森繁拓真メディアファクトリー2015
となりの関くん 9森繁拓真メディアファクトリー2016
それでも町は廻っている 1石黒正数少年画報社2006
それでも町は廻っている 2石黒正数少年画報社2006
それでも町は廻っている 3石黒正数少年画報社2007
それでも町は廻っている 4石黒正数少年画報社2008
それでも町は廻っている 5石黒正数少年画報社2008
それでも町は廻っている 6石黒正数少年画報社2009
それでも町は廻っている 7石黒正数少年画報社2010
それでも町は廻っている 8石黒正数少年画報社2010
それでも町は廻っている 9石黒正数少年画報社2011
それでも町は廻っている 10石黒正数少年画報社2012
それでも町は廻っている 11石黒正数少年画報社2013
それでも町は廻っている 12石黒正数少年画報社2013
自動人形の城川添愛東京大学出版会2017
永遠のジャック&ベティ清水義範講談社1991
文学賞メッタ斬り!大森望・豊﨑由美筑摩書房2008
見晴らしのいい密室小林泰三早川書房2013
世界城小林泰三日本経済新聞出版社2015
天空の約束川端裕人集英社2015
彼女がエスパーだったころ宮内悠介講談社2016
みずは無間六冬和生早川書房2013
プロジェクトぴあの山本弘PHP研究所2014
おもしろゲーム実戦本松田道弘講談社1987
今日の早川さん 1coco早川書房2007
ぼくらの学校戦争宗田理角川書店2011
サムライ・ポテト片瀬二郎河出書房新社2014
裏世界ピクニック 1水野英多/宮澤伊織スクウェア・エニックス2018
現代SF観光局大森望河出書房新社2016
月刊少女野崎くん 1椿いづみスクウェア・エニックス2012
月刊少女野崎くん 2椿いづみスクウェア・エニックス2012
月刊少女野崎くん 3椿いづみスクウェア・エニックス2013
月刊少女野崎くん 4椿いづみスクウェア・エニックス2014
月刊少女野崎くん 5椿いづみスクウェア・エニックス2014
月刊少女野崎くん 6椿いづみスクウェア・エニックス2015
9月宇宙はくりまんじゅうで滅びるか?山本弘河出書房新社2007
日本SF・幼年期の終り早川書房編集部早川書房2007
だがしかし 1コトヤマ小学館2014
だがしかし 2コトヤマ小学館2015
だがしかし 3コトヤマ小学館2015
だがしかし 4コトヤマ小学館2015
だがしかし 5コトヤマ小学館2016
薬屋のひとりごと日向夏主婦の友社2012
となりの関くん 10森繁拓真メディアファクトリー2017
だがしかし 6コトヤマ小学館2016
それでも町は廻っている 13石黒正数少年画報社2014
それでも町は廻っている 14石黒正数少年画報社2015
それでも町は廻っている 15石黒正数少年画報社2016
新版 議事堂の石工藤晃・大森昌衛・牛来正夫・中井均新日本出版社1999
偽装するニッポン 公共施設のディズニーランダゼイション中川理彰国社1996
煙突の上にハイヒール小川一水光文社2009
変身願望鎌田敏夫祥伝社1996
強いられた変身眉村卓角川書店1988
ノックス・マシン法月綸太郎角川書店2015
妙なる技の乙女たち小川一水ポプラ社2008
半分世界石川宗生東京創元社2018
文字渦円城塔新潮社2018
この経済小説がおもしろい!堺憲一ダイヤモンド社2010
実験する小説たち 物語るとは別の仕方で木原善彦彩流社2017
JSガール Vol.38三栄書房2017
アルジャーノンに花束をダニエル・キイス早川書房1979
空色勾玉荻原規子徳間書店2010
日常に侵入する自己啓発 生き方・手帳術・片づけ牧野智和勁草書房2015
ファッションフード、あります。畑中三応子紀伊國屋書店2013
きのこ文学大全飯沢耕太郎平凡社2008
現代SF1500冊 乱闘編 1975-1995大森望太田出版2005
現代SF1500冊 回天編 1996-2005大森望太田出版2005
未来製作所太田忠司/田丸雅智/北野勇作/松崎有理/小狐裕介幻冬舎2018
ツヨシしっかりしなさい 1永松潔講談社1986
ツヨシしっかりしなさい 2永松潔講談社1986
ツヨシしっかりしなさい 3永松潔講談社1987
ツヨシしっかりしなさい 4永松潔講談社1987
ツヨシしっかりしなさい 5永松潔講談社1987
ツヨシしっかりしなさい 6永松潔講談社1988
ツヨシしっかりしなさい 7永松潔講談社1988
ツヨシしっかりしなさい 8永松潔講談社1988
ツヨシしっかりしなさい 9永松潔講談社1988
完全な真空スタニスワフ・レム国書刊行会1989
異体字の世界小池和夫河出書房新社2013
SFのSは、ステキのS池澤春菜早川書房2016
鉄塔 武蔵野線銀林みのる新潮社1994
恋愛小説ふいんき語り麻野一哉・飯田和敏・米光一成ポプラ社2007
数学を愛した作家たち片野善一郎新潮社2006
ひでおと素子の愛の交換日記新井素子 吾妻ひでお角川書店1987
ひでおと素子の愛の交換日記 2新井素子 吾妻ひでお角川書店1987
ひでおと素子の愛の交換日記 3新井素子 吾妻ひでお角川書店1987
ひでおと素子の愛の交換日記 4新井素子 吾妻ひでお角川書店1988
10月かめくん北野勇作河出書房新社2012
文学賞メッタ斬り! リターンズ大森望・豊﨑由美PARCO出版2006
文学賞メッタ斬り! 2007年版 受賞作はありません編大森望・豊﨑由美PARCO出版2007
文学賞メッタ斬り! 2008年版 たいへんよくできました編大森望・豊﨑由美PARCO出版2008
文学賞メッタ斬り! ファイナル大森望・豊﨑由美PARCO出版2012
たったひとつの冴えたやりかたジェイムズ・ティプトリー・ジュニア早川書房1987
ペンギン村に陽は落ちて高橋源一郎集英社1992
重力アルケミック柞刈湯葉星海社2017
昔、火星があった場所北野勇作新潮社1992
バルーン・タウンの殺人松尾由美東京創元社2003
バルーン・タウンの手品師松尾由美東京創元社2004
バルーン・タウンの手毬歌松尾由美東京創元社2005
華竜の宮上田早夕里早川書房2010
今池電波聖ゴミマリア町井登志夫角川春樹事務所2001
蒼井葉留の正しい日本語竹岡葉月富士見書房2014
魚舟・獣舟上田早夕里光文社2009
図書館の魔女 1高田大介講談社2016
図書館の魔女 2高田大介講談社2016
図書館の魔女 3高田大介講談社2016
図書館の魔女 4高田大介講談社2016
女子中学生の小さな大発見清邦彦新潮社2002
わざわざゾンビを殺す人間なんていない。小林泰三一迅社2017
今日の早川さん 2coco早川書房2008
21世紀SF1000大森望早川書房2011
総特集 筒井康隆(文藝別冊)河出書房新社編集部河出書房新社2018
高慢と偏見 上ジェーン・オースティン岩波書店1994
高慢と偏見 下ジェーン・オースティン岩波書店1994
高慢と偏見とゾンビセス・グレアム=スミス/ジェーン・オースティン二見書房2010
高慢と偏見、そして殺人P・D・ジェイムズ早川書房2012
イリヤの空、UFOの夏 その1秋山瑞人アスキー・メディアワークス2001
イリヤの空、UFOの夏 その2秋山瑞人アスキー・メディアワークス2001
イリヤの空、UFOの夏 その3秋山瑞人アスキー・メディアワークス2002
11月S-Fマガジン 2018年8月号早川書房2018
S-Fマガジン 2018年10月号早川書房2018
S-Fマガジン 2018年12月号早川書房2018
銀河の死なない子供たちへ 上施川ユウキ角川書店2017
銀河の死なない子供たちへ 下施川ユウキ角川書店2018
イリヤの空、UFOの夏 その4秋山瑞人アスキー・メディアワークス2003
デトロイト・メタル・シティ 1若杉公徳白泉社2006
デトロイト・メタル・シティ 2若杉公徳白泉社2006
デトロイト・メタル・シティ 3若杉公徳白泉社2007
デトロイト・メタル・シティ 4若杉公徳白泉社2007
異形家の食卓田中啓文集英社2000
百舌鳥魔先生のアトリエ小林泰三角川書店2014
生ける屍の死山口雅也東京創元社1996
デトロイト・メタル・シティ 5若杉公徳白泉社2008
虚数スタニスワフ・レム国書刊行会1998
abさんご黒田夏子文藝春秋2013
ランドスケープと夏の定理高島雄哉東京創元社2018
オブ・ザ・ベースボール円城塔文藝春秋2008
新入OL気ばたらきマニュアル小室しげ子講談社1984
酒仙南條竹則新潮社1993
ブランコ乗りのサン=テグジュペリ紅玉いづき角川書店2013
沼地のある森を抜けて梨木香歩新潮社2005
後宮小説酒見賢一新潮社1993
ユートロニカのこちら側小川哲早川書房2015
去年はいい年になるだろう山本弘PHP研究所2010
バブリング創世記筒井康隆徳間書店1978
アリスマ王の愛した魔物小川一水早川書房2017
ピピネラ松尾由美講談社1996
ジェンダー城の虜松尾由美早川書房1996
M.G.H. 楽園の鏡像三雲岳斗徳間書店2000
うなぎばか倉田タカシ早川書房2018
トランスヒューマンガンマ線バースト童話集三方行成早川書房2018
絶景本棚本の雑誌編集部本の雑誌社2018
12月デトロイト・メタル・シティ 6若杉公徳白泉社2008
デトロイト・メタル・シティ 7若杉公徳白泉社2009
配達あかずきん大崎梢東京創元社2009
晩夏に捧ぐ大崎梢東京創元社2009
サイン会はいかが?大崎梢東京創元社2010
平台がおまちかね大崎梢東京創元社2011
デトロイト・メタル・シティ 8若杉公徳白泉社2009
デトロイト・メタル・シティ 9若杉公徳白泉社2010
デトロイト・メタル・シティ 10若杉公徳白泉社2010
背表紙は歌う大崎梢東京創元社2013
ようこそ授賞式の夕べに大崎梢東京創元社2017
動物のお医者さん 1佐々木倫子白泉社1989
動物のお医者さん 2佐々木倫子白泉社1989
動物のお医者さん 3佐々木倫子白泉社1990
動物のお医者さん 4佐々木倫子白泉社1990
動物のお医者さん 5佐々木倫子白泉社1991
動物のお医者さん 6佐々木倫子白泉社1991
同時代ゲーム大江健三郎新潮社1979
動物のお医者さん 7佐々木倫子白泉社1992
動物のお医者さん 8佐々木倫子白泉社1992
動物のお医者さん 9佐々木倫子白泉社1993
動物のお医者さん 10佐々木倫子白泉社1993
動物のお医者さん 11佐々木倫子白泉社1994
動物のお医者さん 12佐々木倫子白泉社1994
アド・バード椎名誠集英社1997
帰天城の謎 TRICK青春版はやみねかおる講談社2010
アリスの穴の中で上野瞭新潮社1989
ベストセラー本ゲーム化会議麻野一哉・飯田和敏・米光一成原書房2002
ダーク・ジェントリー 全体論的探偵事務所ダグラス・アダムス河出書房新社2017
宵山万華鏡森見登美彦集英社2012
NOVA 2019年春号大森望(編)河出書房新社2018
CITY 1あらゐけいいち講談社2017
それでも町は廻っている 1石黒正数少年画報社2006
それでも町は廻っている 2石黒正数少年画報社2006
それでも町は廻っている 3石黒正数少年画報社2007
それでも町は廻っている 4石黒正数少年画報社2008
それでも町は廻っている 5石黒正数少年画報社2008
それでも町は廻っている 6石黒正数少年画報社2009
楽園の泉アーサー・C・クラーク早川書房1980
幼年期の終わりアーサー・C・クラーク早川書房1979
それでも町は廻っている 7石黒正数少年画報社2010
それでも町は廻っている 8石黒正数少年画報社2010
それでも町は廻っている 9石黒正数少年画報社2011
それでも町は廻っている 10石黒正数少年画報社2012
それでも町は廻っている 11石黒正数少年画報社2013
それでも町は廻っている 12石黒正数少年画報社2013
それでも町は廻っている 13石黒正数少年画報社2014
それでも町は廻っている 14石黒正数少年画報社2015
それでも町は廻っている 15石黒正数少年画報社2016
それでも町は廻っている 16石黒正数少年画報社2017
鼓笛隊の襲来三崎亜記光文社2008
それでも町は廻っている公式ガイドブック 廻覧板石黒正数少年画報社2017
シティーハンター Complete edition 13北条司徳間書店2004
シティーハンター Complete edition 14北条司徳間書店2004
シティーハンター Complete edition 15北条司徳間書店2004
百年泥石井遊佳新潮社2018
ダ・ヴィンチ 2019年1月号角川書店2018
ハンサムウーマン明智抄・大原まり子・小谷真理ほかビレッジセンター出版局1998
名もなき王国倉数茂ポプラ社2018
うどん キツネつきの高山羽根子東京創元社2014
オブジェクタム高山羽根子朝日新聞社2018
楽園の知恵―あるいはヒステリーの歴史―牧野修早川書房2003
飛ぶ孔雀山尾悠子文藝春秋2018
転生!太宰治 転生して、すみません佐藤友哉星海社2018


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