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2019年まとめ
最初に読書に関連する話題について。
正月にKindleを買い、とうとう電子書籍を利用するようになりました。さらに安かった(100円)ので英語の小説(「Star Maker」(Olaf Stapledon))にも手を出してみました(読み切れるかは分かりませんが…)。
また、今年から読書メーターに登録してみました。あちらでは主に小説・ノンフィクションなど文章主体の書籍について出来るだけ扱って、漫画・雑誌・Web小説なども含めた完全版はこちらで公開する代わりに、特に気に入った作品についてのみ感想を掲載する、というように住み分けようと思います。
肝心の読書について。
正月からしばらくは去年の読み残しを消化することに努めました。そのせいか、今年の新刊の初読みは小説では「南方十字星:海洋小説集」(山本周五郎)でギリギリ四半期第一期に潜り込めました。
また2018年のまとめで挙げた伊藤計劃関連の作品ですがまとめ読み企画として計8冊読んでみました。他にも年号が変わるので平成31年の内に図書館戦争シリーズを読む『本と自由』、「異セカイ系」(名倉編)と「朝のガスパール」(筒井康隆)を読むために行った『作家とメタフィクション』などもしてみました。
最後にノンフィクション(小説以外)部門では、四半期第一期にして「日本SFこてん古典」と「妊娠小説」という(多分)ATベスト級の作品に出会いました。特に「日本SFこてん古典」は2019年読了作ノンフィクション部門1位はほぼ間違いないと思います。
読了日:2019/02
突然の訃報(リンク)にかなり驚きましたが、それを機会に読んでみました。いつか読もうと思って準備はしていたものの、本当は"追悼企画"として読んでいるようじゃいけないのですが…。
一言で言えば主に戦後以前(「SFマガジン」創刊以前)の日本のSF的作品を紹介している書籍です。
1巻中で気になった作品は中島忠直のSF詩『地球を弔う』、石川雅望の『飛騨匠物語』、西森久記の『宇宙の彼方へ』、あとは「冒険世界」という雑誌の明治43年(1910)の増刊号"世界未来期"に掲載されているという「官営しるこ専売局」でしょうか。
2巻中最大の収穫は「第22回 大正時代のSF」で紹介されていた稲垣足穂です。有名作家であることは知っていましたが、難しそうで敬遠していたものの読んでみようという気になっています(読みました)。
3巻中では貫名駿一の『千万無量 星世界旅行』の発想が凄かったです。作中にはなんと人造人間を管理するための"3条"が出てきます。もちろんアシモフの「ロボット工学三原則」とは違いますが、その68年も前に同じ発想が書かれていたとは驚きです。
全巻読んで思ったのは、書籍を探す苦労が並々ならなかっただろうということです。現在はインターネットがあり国立国会図書館デジタルコレクションや青空文庫などで読めたりしますが、連載当時(1973-1980)はそれらは当然存在せず、古本屋を巡り資料を引く苦労が余談として何回も出てきます。
また、書籍中に過去の作品の引用が多くあり、中学校・高校で古典や漢文を真面目に勉強していたら読めたかというとそんな事はない気もしますが、ともかく結局は体系的に読もうと思ったら(特に)語学の学習は必須になることは間違いないようですね…。
色々書きましたが、これを読んでかなりSFに関する知識の幅が広がったことは間違いないです。非常に示唆に富む良書でした。
読了日:2019/02
語り口が軽妙で、そして結構皮肉が辛辣でちょっと笑える評論。そもそも著者によると、「妊娠小説」とは<「望まない妊娠」を搭載した小説>とのことですが、「望まない妊娠」を取り扱った作品で私がまず思い浮かべたのは、「赤い糸」などのケータイ小説、そして同時期(2006年)に志田未来主演で放送されたドラマ「14才の母」(「14才の母」は「妊娠ドラマ」でしょうか?)。そうなると、いわゆるケータイ小説は果たして「妊娠小説」になるものがあるのか?、そして、ケータイ小説のブームは「妊娠小説」ブームだったのか?という疑問が起こりますが、如何せんケータイ小説自体は読んだことがなく断言はできません。
そこで、例えば手元にある「Eternal Love」(メイ)をざっと流し読みしてみましたが、これは「妊娠小説」ではありませんでした。同じ作者の「赤い糸」や「Deep Love」(Yoshi)はどうなのでしょうか?(他にも鈴木光司のリングシリーズの2作目『ループ』も思い浮かべましたがこれは流石に違いすぎるでしょうか。)
ちなみに、評論の最後の方では「妊娠小説」に避妊描写が無いことについて、妊娠小説の作中世界には避妊が存在しないという「異界型」(P260)をぶち上げていて、その発想をこの評論の内容から導くことに感動しました(もちろん「避妊非実行型」「知識不足型」などの他の「型」もありますが…)。
読了日:2019/02
「日本SFこてん古典」他から。同時期に全く違う所(水木しげる関連など)から名前を聞いたため、これも機会かと思い読んでみました。
エッセイも興味深いですが、やはり「一千一秒物語」や「チョコレット」「黄漠奇聞」「星を売る店」などの初期の作品が良かったです。宮沢賢治、長野まゆみ、ますむらひろし等につながる感じでしょうか(後者二人は影響を確実に受けていますね)。こういうのを国語の時間で知りたかったなぁ…(幻想系の話は安部公房の「棒」と、あとは英語の教科書に星新一の「おーい でてこーい」の英訳が載っていたぐらい?)。ちょっと感銘を受けて、掌編を2つ作ってみました。
[小さくなってしまった話] ある晩 バーで一人酒を飲んでいると 突然殴られて目の前に火花が飛んだ それは屋根を破って昇っていき 夜空の星になった 面白がってみんながあんまり殴るから 夜空は星で明るくなり 自分の身体は小さくなってとうとう消えてしまった 「これで殴られずにすむ」と 自分はまた一人で酒を飲んだ
[星に盗まれた話] ある晩 部屋で夜空を見ていると 突然猫たちが自分の部屋に飛び込んできた 大勢の猫は 自分の晩酌用のサーディンやら 本棚の本やら 部屋にあるモノを一切合財取っていき 自分の部屋は空っぽになった あわてて外に出て夜空を見上げると 流星群が サーディン座やら 本棚座やら 引き連れて向うの山に消えていくのが見えた そこで鉄砲を出して ズドン! と撃つと 真ん中に穴が開いた本が一冊 落ちてきた
読了日:2019/03
SF界では今年(2019)の夏いよいよ劉慈欣の「三体」の邦訳が出版されますし、一足先に郝景芳(「折りたたみ北京」の著者)の短編集が3月に出版されるなど最近活発に中国の小説が日本に紹介されています。ということで、去年「折りたたみ北京」というアンソロジーを読んでから、実は密かに(?)中国の現代作品に興味を持っています。この作品はSFではないですが、同じ2018年に話題になった華文本格ミステリということで気になっていて、前漢の時代(天漢元年、紀元前100年)という舞台にも勝手にSF的(異世界モノ)な魅力を感じて読んでみました。
人物造形には若干「セカイ系」の影響が感じられて、著者もあとがきで「アニメ的なキャラクター表現」と書いていますが、むしろ総体としては、新本格(著者もその影響に言及しています)、ひいてはメフィスト賞的な印象ですね。メフィスト賞受賞作家作品が好みなら普通に読めると思います。それらに混ぜても読みやすい位で敷居は高くないです。私は高田大介の「図書館の魔女」を思い出しながら面白く読めました。
読了日:2019/03
短編では読んだことがあるような気がしますが、長編では初めて見た(と思う)「タイトル当て」ミステリ。「○○○○○○○○」にはことわざが入るらしいです(「読者への挑戦状」未読派の方はごめんなさい)。親切にも練習問題付き。私は最後まで分かりませんでした(読み返すと分かりますが、それではもう後の祭り)。本当の題名と、犯人、トリック、終盤で明かされる叙述トリック的な状況説明が見事にリンクしていました。
めでたく、森奈津子の「西城秀樹のおかげです」(SF部門)に続いて、「他人に薦めて感想を聞きたいがそもそも薦められない作品 ミステリ部門 No.1」となってしまいました。
この作品を読んでいて思い付いたのですが、『「読者への挑戦状」位置当てミステリ』とかどうでしょうか?
つまり作中の何処に「読者への挑戦状」が入るかを当てるミステリです。この作品(「○○○○○○○○殺人事件」)では冒頭にあるし、先日読んだ「元年春之祭」では2つあったりして、一筋縄では行かないのではないでしょうか。法月綸太郎の「ノックス・マシン」みたいなメタ的な話は思い浮かびましたが、ズバリそのものは知りません。もしもうあれば教えて欲しいです。
ちなみに、ジャンル当てミステリは読んだことがあります(小林泰三の「大きな森の小さな密室」中の「正直者の逆説」)。
読了日:2019/03
草野原々の「最後にして最初のアイドル」から。読む前は凄く難しそうでしたが「最後にして最初のアイドル」が読めたなら充分読める(と思います)。著者は物語のタイムスケールを対数的にとっていて、言葉こそ出てこないものの、「歴史は繰り返す」というよりも「歴史はフラクタル」ということだろうかと感じました。古い作品で、今になってみると科学的な間違いも散見されますが、非常に思弁的で示唆に富む作品です。
読んでいて思い出したのは「マン・アフター・マン」です。著者のドゥーガル・ディクソンは「フューチャー・イズ・ワイルド」も含め絶対影響を受けていると思います。ある意味この作品のヴィジュアライゼーションとも言えるかもしれません。
非常に感銘を受けたので、続編(?)の「スターメイカー」も読みたくなったのですが、新刊がなく、中古本も値段が高めですぐには手が出せず悩んでいた所、Kindleストアで英語版が100円だったので、人生初の洋書を買ってみました。ただ、なんせ英語版なので、電子書籍を読み終わるのが早いか、それとも中古本を手に入れるのが早いかは微妙なところです。
月 | 書名 | 著者名 | 出版社 | 出版年 |
---|---|---|---|---|
1月 | 豆腐の角にあたまぶつけて死んでしまえ事件 | 倉知淳 | 実業之日本社 | 2018 |
ニューロマンサー | ウィリアム・ギブスン | 早川書房 | 1986 | |
ディファレンス・エンジン 上 | ウィリアム・ギブスン+ブルース・スターリング | 早川書房 | 2008 | |
ディファレンス・エンジン 下 | ウィリアム・ギブスン+ブルース・スターリング | 早川書房 | 2008 | |
BRUTUS 2019年1月15日号 No.884 | マガジンハウス | 2018 | ||
おとうふ次元 1 | 森重拓真・カミムラ晋作 | KADOKAWA/メディアファクトリー | 2015 | |
小説投稿サイトでランキング一位を取らないと出られない部屋 | 理不尽な孫の手 | 小説家になろう | 2017 | |
文字禍 | 中島敦 | 青空文庫 | 1997 | |
モモンガの件はおまかせを | 似鳥鶏 | 文藝春秋 | 2017 | |
神々の歩法(Kindle版) | 宮澤伊織 | 東京創元社 | 2015 | |
キネマ旬報 2019年 1月上旬特別号 No.1798 | キネマ旬報社 | 2018 | ||
シンデレラスター殺人事件 | 森村誠一 | 角川書店 | 1985 | |
VRMMOをカネの力で無双する | 鰤/牙 | 小説家になろう | 2013 | |
VRMMOをカネの力で無双する サブアカウント | 鰤/牙 | 小説家になろう | 2013 | |
Genesis 一万年の午後 | 堀晃ほか | 東京創元社 | 2018 | |
総特集 森見登美彦 | 河出書房新社 | 2019 | ||
ふわふわの泉 | 野尻抱介 | エンター・ブレイン | 2001 | |
ふわふわの泉 | 野尻抱介 | 早川書房 | 2012 | |
晴れ時々、食品サンプル (ほしがり探偵ユリオ) | 青柳碧人 | 東京創元社 | 2018 | |
バルタザールの遍歴 | 佐藤亜紀 | 新潮社 | 1991 | |
二つの星とタイムマシン | 畑野智美 | 集英社 | 2016 | |
30センチの冒険 | 三崎亜記 | 集英社 | 2018 | |
太陽の塔 | 森見登美彦 | 新潮社 | 2006 | |
熱帯 | 森見登美彦 | 文藝春秋 | 2018 | |
図書館情調(シリーズ紙礫9) | 日比嘉高(編集) | 皓星社 | 2017 | |
ラピスラズリ | 山尾悠子 | 筑摩書房 | 2012 | |
シティーハンター Complete edition 16 | 北条司 | 徳間書店 | 2004 | |
シティーハンター Complete edition 17 | 北条司 | 徳間書店 | 2004 | |
シティーハンター Complete edition 18 | 北条司 | 徳間書店 | 2004 | |
シティーハンター Complete edition 19 | 北条司 | 徳間書店 | 2004 | |
2月 | 日本SFこてん古典 I | 横田順彌 | 早川書房 | 1980 |
日本SFこてん古典 II | 横田順彌 | 早川書房 | 1980 | |
日本SFこてん古典 III | 横田順彌 | 早川書房 | 1981 | |
新・日本SFこてん古典 | 横田順彌・會津信吾 | 徳間書店 | 1988 | |
明治大正翻訳ワンダーランド | 鴻巣友季子 | 新潮社 | 2005 | |
SFの書き方 「ゲンロン 大森望 SF創作講座」全記録 | 大森望(編) | 早川書房 | 2017 | |
トラペジウム | 高山一実 | 角川書店 | 2018 | |
探偵が早すぎる 上 | 井上真偽 | 講談社 | 2017 | |
探偵が早すぎる 下 | 井上真偽 | 講談社 | 2017 | |
SFが読みたい! 2019年版 | SFマガジン編集部 | 早川書房 | 2019 | |
銀河鉄道の夜(Kindle版) | 宮沢賢治 | 青空文庫 | ||
カムパネルラ版 銀河鉄道の夜 | 長野まゆみ | 河出書房新社 | 2018 | |
くちなし | 彩瀬まる | 文藝春秋 | 2017 | |
大きな鳥にさらわれないよう | 川上弘美 | 講談社 | 2016 | |
凍土二人行黒スープ付き | 雪舟えま | 筑摩書房 | 2016 | |
S-Fマガジン 2019年2月号 | 早川書房 | 2018 | ||
玩具都市弁護士 | 青柳碧人 | 講談社 | 2016 | |
このライトノベルがすごい! 2019 | 『このライトノベルがすごい!』編集部 | 宝島社 | 2018 | |
本からはじまる物語 | 阿刀田高 他 | メディアパル | 2007 | |
妊娠小説 | 斎藤美奈子 | 筑摩書房 | 1997 | |
零號琴 | 飛浩隆 | 早川書房 | 2018 | |
一千一秒物語 | 稲垣足穂 | 新潮社 | 1969 | |
図書館戦争 | 有川浩 | 角川書店 | 2011 | |
図書館内乱 | 有川浩 | 角川書店 | 2011 | |
図書館危機 | 有川浩 | 角川書店 | 2011 | |
図書館革命 | 有川浩 | 角川書店 | 2011 | |
別冊 図書館戦争I | 有川浩 | 角川書店 | 2011 | |
別冊 図書館戦争II | 有川浩 | 角川書店 | 2011 | |
レインツリーの国 | 有川浩 | 新潮社 | 2009 | |
華氏451度 | レイ・ブラッドベリ | 早川書房 | 2008 | |
猫SF傑作選 猫は宇宙で丸くなる | シオドア・スタージョンほか | 竹書房 | 2017 | |
3月 | 元年春之祭 | 陸秋槎 | 早川書房 | 2018 |
大相撲殺人事件 | 小森健太朗 | 文藝春秋 | 2008 | |
〇〇〇〇〇〇〇〇殺人事件 | 早坂吝 | 講談社 | 2017 | |
Ank:a mirroring ape | 佐藤究 | 講談社 | 2017 | |
小説の家 | 柴崎友香ほか | 新潮社 | 2016 | |
このライトノベルがすごい! 2019 | 『このライトノベルがすごい!』編集部 | 宝島社 | 2018 | |
SFが読みたい! 2019年版 | SFマガジン編集部 | 早川書房 | 2019 | |
ゆっくり十まで | 新井素子 | キノブックス | 2018 | |
水晶内制度 | 笙野頼子 | 新潮社 | 2003 | |
最後にして最初の人類 | オラフ・ステープルドン | 国書刊行会 | 2004 | |
ハロー・ワールド | 藤井大洋 | 講談社 | 2018 | |
無双航路 1 転生して宇宙戦艦のAIになりました | 松屋大好 | 講談社 | 2018 | |
天体議会 | 長野まゆみ | 河出書房新社 | 1994 | |
本で床は抜けるのか | 西牟田靖 | 中央公論新社 | 2018 | |
小説家 森奈津子の華麗なる事件簿 | 西澤保彦 | 実業之日本社 | 2015 | |
なるへそ(Kindle版) | 池井戸潤 | Amazon | ||
円周率殺人事件 | 大坂翠 | アスキーメディアワークス | 2012 | |
和菓子のアンソロジー | 坂木司ほか | 光文社 | 2014 | |
冬の夜ひとりの旅人が | イタロ・カルヴィーノ | 松籟社 | 1981 | |
・・・・・絶句 上 | 新井素子 | 早川書房 | 1987 | |
・・・・・絶句 下 | 新井素子 | 早川書房 | 1987 | |
朝のガスパール | 筒井康隆 | 新潮社 | 1995 | |
道化師の蝶 | 円城塔 | 講談社 | 2012 | |
異セカイ系 | 名倉編 | 講談社 | 2018 | |
古生物学者、妖怪を掘る | 荻野慎諧 | NHK出版 | 2018 | |
破滅の王 | 上田早夕里 | 双葉社 | 2017 | |
美森まんじゃしろのサオリさん | 小川一水 | 光文社 | 2015 | |
虐殺器官 | 伊藤計劃 | 早川書房 | 2014 | |
ハーモニー | 伊藤計劃 | 早川書房 | 2010 | |
The Indifference Engine | 伊藤計劃 | 早川書房 | 2012 | |
屍者の帝国 | 伊藤計劃・円城塔 | 河出書房新社 | 2014 | |
Self-Reference ENGINE | 円城塔 | 早川書房 | 2010 | |
NOVA+ 屍者の帝国 | 大森望(編) | 河出書房新社 | 2015 | |
伊藤計劃トリビュート 1 | 王城夕紀ほか | 早川書房 | 2015 | |
伊藤計劃トリビュート 2 | 草野原々ほか | 早川書房 | 2017 | |
南方十字星:海洋小説集 | 山本周五郎 | 新潮社 | 2019 |
書名 | 著者名 |
---|---|
30センチの冒険 | 三崎亜記 |
日本SFこてん古典(I,II,III) | 横田順彌 |
探偵が早すぎる(上下) | 井上真偽 |
くちなし | 彩瀬まる |
大きな鳥にさらわれないよう | 川上弘美 |
妊娠小説 | 斎藤美奈子 |
一千一秒物語 | 稲垣足穂 |
元年春之祭 | 陸秋槎 |
大相撲殺人事件 | 小森健太朗 |
〇〇〇〇〇〇〇〇殺人事件 | 早坂吝 |
最後にして最初の人類 | オラフ・ステープルドン |
ハロー・ワールド | 藤井大洋 |
本で床は抜けるのか | 西牟田靖 |
・・・・・絶句(上下) | 新井素子 |
朝のガスパール | 筒井康隆 |